2016年1月9日
北の核とミサイルからどう日本を守るか。まずは次の記事から。
「6日午前10時30分に北朝鮮が4回目の核実験を行った直後、日本の気象庁はマグニチュード5.1の人工的な揺れを観測、直ちに首相官邸に報告した。午前11時40分、安倍晋三首相は外交・安保関連閣僚を招集、国家安保会議(NSC)を開いた。核実験から70分後のことで、韓国より早かった。安倍首相は首相官邸に「北朝鮮による核実験実施情報に関する官邸対策室」を設置、関連省庁の幹部を集めて、「関係省庁においては緊張感をもって情報収集・分析に努め、国民に対して的は確な情報提供を行い、米国・韓国・中国及びロシアをはじめとする関係諸国と連携を図るように」と指示した。」
安倍首相と政府が北の核実験にを日本に対する重大な脅威として、機敏に対応している様子が伝えられている。異色なのは、この記事が7日付け 韓国 朝鮮日報のものであることだ。今回の北朝鮮の核実験を契機として、安倍首相の考えが力を得て、「平和憲法」改憲推進に弾みがつく状況が出来上がることを警戒してのことらしい。しかしそれにしてもなぜ韓国の新聞が日本の首相の行動をここまで報道する必要があるのだろうか。恐らくその理由としては、今回の北の核実験が韓国に相当の衝撃、恐怖を与えたのだろう。そして例によって、韓国の「困った時の日本頼み」が、経済だけではなく安保面でも出始めたということだろう。オバマ政権下の米国が内向きな安保政策を採っていることもあり、世界の平和と安全は崩れ、四方八方から火の手が上がっている。露によるウクライナ紛争、シリア内戦、IS(イスラム国)によるテロとそれに伴う有志国連合の空爆、欧州への移民流入、最近ではサウジとイランの緊迫。中国は勝手に作った人工島へ飛行機を飛ばして南シナ海の領有の行動をエスカレートさせている。東シナ海では尖閣に遂に軍艦(フリゲート艦の改造船)を繰り出して来た。まさに「火事場泥棒」である。北の行動もこの流れの一環とも言える。どの国も頼りにならぬ混沌とした状況の中では、日本の安全を守るのは日本自身でなければならず、この点で安倍首相の対応は実に適切だ。ところが、こういう状況に恐れおののき、逃げ回れば何とかなるのではないかと馬鹿な考えを持つ人もいる。以下、慌てふためく人たちの姿を5つ取り上げてみたい。
<韓国の「困った時の日本頼み」は、「困らない時の日本叩き」でしかない!>
上述の記事は次のようにも記している。「韓国と日本は韓米同盟と日米同盟により「直接的同盟国ではないが、事実上の同盟国」という関係で結ばれている。…略… 新潟県立大学の浅羽祐樹教授は「今後、日韓は安保協力を推進するのが容易になり、また必要になるだろう」と言った。」(7日 朝鮮日報)。ここに表明されているのは、日韓の軍事的連携への期待であるが、なんだかんだといちゃもんをつけて長い間 連携を渋って来たのは韓国だった。今頃なんだというのが我々の偽らざる気持ちだ。昨年末の慰安婦問題での「最終合意」?!を受けて、急に馴れ馴れしくなったように見える。安倍首相との電話会談では、朴大統領は「安保理非常任理事国の日本の役割に大きく期待する」(8日
産経)と述べるほどの‘よいしょ’ぶりだった。日本の国連常任理事国入り、東京五輪招致を始めとして、日本が国際的に重要な役割を果たすことについては、日本の悪口の言いふらしと足を引っ張ることしかしてこなかったのだから、こんな話は不快以上の何ものでもない。朝鮮日報は怠慢な韓国軍は、韓国の気象庁の通知で初めて核実験を把握したとも伝え、韓国軍の頼りなさを嘆いている。いずれにせよ、ちょっとした風向き具合でコロコロと方針を変える韓国という国は、所詮北と同根であり、まともな国ではないと見るべきだ。
<山本太郎ほか_北や中国、ISの不当、非道を黙認し、脅威からひたすら逃げようとする人々>
生活の党と山本太郎となかまたち代表の山本参院議員が8日の参院本会議に出席した上で、北朝鮮の核実験に抗議する決議の採決を棄権した。その理由は「わが国独自の(北への)『追加的制裁』は危険だ」「相手側の挑発に対して、より独自の強硬姿勢を示す事は、挑発に乗った形になる。わが国との緊張状態は、より強まる。それは、相手側の思惑にハマった事に等しい」(8日 産経)。というアホくさいもの。山本氏は昨年2月の本会議で、ISが日本人を殺害したとする事件を非難する決議でも採決直前に退席、棄権した。この時もISを刺激すべきでない、対話を進めるべきだ??などとわけのわからないことを言っていた。こんな逃げ回ることで北そしてIS…などの脅威が去るのならどの国も、誰も苦労をすることはないだろう。北は日本との合意を破って拉致被害者の調査結果をも公表していないのだから、北制裁を再開するのは当然のことだ。口でいくら非難してみても何の役にも立たない。具体的行動こそが事態を切り開くのだ。山本氏は無責任の極みであり、参院議員、政党代表として失格だ。こんな男と一緒に仕事をしている小沢氏も福島原発事故時は東京を脱出して逃げ隠れしていた仁だから、まあ「類は友を呼ぶ」というところか。
ただ、与野党で計31人もの議員が採決を欠席したそうだから、これは由々しき問題だ。内訳は自民17人、民主11人、共産2人、維新・元気の会1人とのこと(8日 産経)。これは自民党内にも、北擁護の、あるいはおかしな議員が少なくないことを示している(棄権理由は今のところわからぬが、どうせ古賀元幹事長や山崎元幹事長などの息がかかった連中だろう)。欠席者の多くが今夏の参院選での改選者とのことだから、もう国会に送ってはならないだろう。
<共産党_票狙いの見せかけ抗議 北よりも安倍自民政治の方を敵と見做すことの異様性!>
共産党の志位和夫委員長は6日、北朝鮮が水爆実験を行ったと発表したことについて「核実験の強行は地域と世界の平和と安定に対する極めて重大な逆行だ。暴挙であり、厳しく糾弾する」との談話を出した(6日 産経)。カッコよくぶち上げている。しかし、志位氏は昨年11月7日のテレビ東京番組で、当時から核・ミサイル開発を進めていた北朝鮮について「北朝鮮にリアルな危険があるのではない」と発言していた。「志位氏の発言に関し、同党の穀田恵二国対委員長は6日の記者会見で「北朝鮮は脅威か」との質問に対し、「地域や世界の平和と安定に逆行するものだという意味では、けしからん話だということに尽きる」と語った。
「危険ということか」との質問にも「核実験を行うこと自体が良くない。けしからん話だということははっきりしている」と述べるにとどまり、自ら「脅威」や「危険」との認識は示さなかった。」(同)。脅威でも危険でもないのならなぜ非難をするのか?! 北の核とミサイルからどう日本を守るつもりなのか? 最近、共産党が民主党の票を食って躍進しているようであるが、共産党の本性・実態はこれだから、全く信用ならない。つまり、共産党が戦う相手は安倍自民党政権であり北ではないということ、北の現実的脅威を取り除くことは二の次、三の次というのだから、国民をばかにした話である。「安倍憎し」としてこんな共産党と手を握った(赤旗に出た)自民重鎮 古賀氏、野中氏なども同類だ。
<中国_南沙人工島へ航空機の試験飛行 「火事場泥棒」的に着々と領土拡大! 「南シナ海問題は関係ない」(野田聖子前自民政調会長)のようなボケた考えはもう許されない!>
脅威は北だけではない。ロシアの北方領土での軍事的示威行動もそうだし、特に中国の南・東シナ海での領土拡大行動は大きな脅威だ。中国は尖閣にいよいよ軍艦(フリゲートの改造艦)を繰り出して来ている。日本が尖閣を守るためにも、南シナ海での中国の野望は阻止されねばならない。そして問題なのは、中国は今回も北批判をしつつも、ぎりぎりのところで最終的には‘北の擁護者・後ろ盾’として振る舞うだろう。中国が北カードを手放すはずがないし、また北もそれを読んでいる。だから中国の南シナ海の人工島造成問題を「日本に無関係」と言って澄ましている野田聖子前自民党総務会長などの「平和ボケ」は、結局北の脅威と、中国の尖閣への侵略の加担でしかないのだ。
<民主、維新_危機感もやる気も何が本質かもわからず、「平和ボケ」したことを主張し続けている人々>
以下の国会質疑関連の発言は、経済問題の質疑に関するものだが、この厳しい情勢の中ではあまりにも甘い認識であるとしか言いようがない。
蓮舫・民主党代表代行_「(安倍総理の答弁には)一言で言えば品がない、誠意がない、謙虚さがない。安倍総理の特性だと思ったが、いいことがあったときは自分のおかげ。自分にとって都合が悪いのは、全部民主党と他者の責任と改めて思った。」(7日 朝日)。
石関貴史・維新の党国対委員長_「(安倍晋三首相が)、余計なことや野党を挑発するようなことをわざわざおっしゃるというのは、本人の性格が悪いのか腹が小さいのかという印象を受けざるを得ない。もう少し堂々と、多少の批判は受け止めて自分の主張をされ、丁寧に答弁をされるというのが日本の総理のあるべき姿ではないか。立派だと評価される過去の総理で、ああいう態度をとった方がいたかどうか。…略… 少し言動が大物感に欠けるというのが今日の(本会議での)総理の印象だ。)」(6日 朝日)。
この人たちは、首相が野党を批判することのどこが悪いというのだろうか?? 首相の責務は、安全で豊かな国を作り出すことにあるのだから、その障害になる主張を論破していくことは当然だ。いくら「品がある」にしても、いくら「大物」ぶっても、首相の能力がなければ何の役にも立たないのだ。従来の首相には、自分の政策を具体的に述べたり、誤ったことを言う野党を批判できるだけの能力がない人、ただひたすら官僚の作文を棒読みするだけの繰り返し答弁で、野党の追及をかわそうとする人が多かった。そのため日本は「空白の20年」になってしまった。これからの首相は、積極的にイニシアティブをとれる人でないと務まらないのだ。蓮舫、石関両氏が言っているのは、ダメ民主、ダメ維新(おおさか維新ではない!)に対して首相が優しく対応してくれないという泣き言にしか過ぎない。こんな甘えたことを言う暇があったら、首相をぎゃふんと言わせるような経済、安保政策を立案し、それでもって首相に論戦を挑むべきだ。
北の核とミサイルからどう日本を守るか。まずは次の記事から。
「6日午前10時30分に北朝鮮が4回目の核実験を行った直後、日本の気象庁はマグニチュード5.1の人工的な揺れを観測、直ちに首相官邸に報告した。午前11時40分、安倍晋三首相は外交・安保関連閣僚を招集、国家安保会議(NSC)を開いた。核実験から70分後のことで、韓国より早かった。安倍首相は首相官邸に「北朝鮮による核実験実施情報に関する官邸対策室」を設置、関連省庁の幹部を集めて、「関係省庁においては緊張感をもって情報収集・分析に努め、国民に対して的は確な情報提供を行い、米国・韓国・中国及びロシアをはじめとする関係諸国と連携を図るように」と指示した。」
安倍首相と政府が北の核実験にを日本に対する重大な脅威として、機敏に対応している様子が伝えられている。異色なのは、この記事が7日付け 韓国 朝鮮日報のものであることだ。今回の北朝鮮の核実験を契機として、安倍首相の考えが力を得て、「平和憲法」改憲推進に弾みがつく状況が出来上がることを警戒してのことらしい。しかしそれにしてもなぜ韓国の新聞が日本の首相の行動をここまで報道する必要があるのだろうか。恐らくその理由としては、今回の北の核実験が韓国に相当の衝撃、恐怖を与えたのだろう。そして例によって、韓国の「困った時の日本頼み」が、経済だけではなく安保面でも出始めたということだろう。オバマ政権下の米国が内向きな安保政策を採っていることもあり、世界の平和と安全は崩れ、四方八方から火の手が上がっている。露によるウクライナ紛争、シリア内戦、IS(イスラム国)によるテロとそれに伴う有志国連合の空爆、欧州への移民流入、最近ではサウジとイランの緊迫。中国は勝手に作った人工島へ飛行機を飛ばして南シナ海の領有の行動をエスカレートさせている。東シナ海では尖閣に遂に軍艦(フリゲート艦の改造船)を繰り出して来た。まさに「火事場泥棒」である。北の行動もこの流れの一環とも言える。どの国も頼りにならぬ混沌とした状況の中では、日本の安全を守るのは日本自身でなければならず、この点で安倍首相の対応は実に適切だ。ところが、こういう状況に恐れおののき、逃げ回れば何とかなるのではないかと馬鹿な考えを持つ人もいる。以下、慌てふためく人たちの姿を5つ取り上げてみたい。
<韓国の「困った時の日本頼み」は、「困らない時の日本叩き」でしかない!>
上述の記事は次のようにも記している。「韓国と日本は韓米同盟と日米同盟により「直接的同盟国ではないが、事実上の同盟国」という関係で結ばれている。…略… 新潟県立大学の浅羽祐樹教授は「今後、日韓は安保協力を推進するのが容易になり、また必要になるだろう」と言った。」(7日 朝鮮日報)。ここに表明されているのは、日韓の軍事的連携への期待であるが、なんだかんだといちゃもんをつけて長い間 連携を渋って来たのは韓国だった。今頃なんだというのが我々の偽らざる気持ちだ。昨年末の慰安婦問題での「最終合意」?!を受けて、急に馴れ馴れしくなったように見える。安倍首相との電話会談では、朴大統領は「安保理非常任理事国の日本の役割に大きく期待する」(8日
産経)と述べるほどの‘よいしょ’ぶりだった。日本の国連常任理事国入り、東京五輪招致を始めとして、日本が国際的に重要な役割を果たすことについては、日本の悪口の言いふらしと足を引っ張ることしかしてこなかったのだから、こんな話は不快以上の何ものでもない。朝鮮日報は怠慢な韓国軍は、韓国の気象庁の通知で初めて核実験を把握したとも伝え、韓国軍の頼りなさを嘆いている。いずれにせよ、ちょっとした風向き具合でコロコロと方針を変える韓国という国は、所詮北と同根であり、まともな国ではないと見るべきだ。
<山本太郎ほか_北や中国、ISの不当、非道を黙認し、脅威からひたすら逃げようとする人々>
生活の党と山本太郎となかまたち代表の山本参院議員が8日の参院本会議に出席した上で、北朝鮮の核実験に抗議する決議の採決を棄権した。その理由は「わが国独自の(北への)『追加的制裁』は危険だ」「相手側の挑発に対して、より独自の強硬姿勢を示す事は、挑発に乗った形になる。わが国との緊張状態は、より強まる。それは、相手側の思惑にハマった事に等しい」(8日 産経)。というアホくさいもの。山本氏は昨年2月の本会議で、ISが日本人を殺害したとする事件を非難する決議でも採決直前に退席、棄権した。この時もISを刺激すべきでない、対話を進めるべきだ??などとわけのわからないことを言っていた。こんな逃げ回ることで北そしてIS…などの脅威が去るのならどの国も、誰も苦労をすることはないだろう。北は日本との合意を破って拉致被害者の調査結果をも公表していないのだから、北制裁を再開するのは当然のことだ。口でいくら非難してみても何の役にも立たない。具体的行動こそが事態を切り開くのだ。山本氏は無責任の極みであり、参院議員、政党代表として失格だ。こんな男と一緒に仕事をしている小沢氏も福島原発事故時は東京を脱出して逃げ隠れしていた仁だから、まあ「類は友を呼ぶ」というところか。
ただ、与野党で計31人もの議員が採決を欠席したそうだから、これは由々しき問題だ。内訳は自民17人、民主11人、共産2人、維新・元気の会1人とのこと(8日 産経)。これは自民党内にも、北擁護の、あるいはおかしな議員が少なくないことを示している(棄権理由は今のところわからぬが、どうせ古賀元幹事長や山崎元幹事長などの息がかかった連中だろう)。欠席者の多くが今夏の参院選での改選者とのことだから、もう国会に送ってはならないだろう。
<共産党_票狙いの見せかけ抗議 北よりも安倍自民政治の方を敵と見做すことの異様性!>
共産党の志位和夫委員長は6日、北朝鮮が水爆実験を行ったと発表したことについて「核実験の強行は地域と世界の平和と安定に対する極めて重大な逆行だ。暴挙であり、厳しく糾弾する」との談話を出した(6日 産経)。カッコよくぶち上げている。しかし、志位氏は昨年11月7日のテレビ東京番組で、当時から核・ミサイル開発を進めていた北朝鮮について「北朝鮮にリアルな危険があるのではない」と発言していた。「志位氏の発言に関し、同党の穀田恵二国対委員長は6日の記者会見で「北朝鮮は脅威か」との質問に対し、「地域や世界の平和と安定に逆行するものだという意味では、けしからん話だということに尽きる」と語った。
「危険ということか」との質問にも「核実験を行うこと自体が良くない。けしからん話だということははっきりしている」と述べるにとどまり、自ら「脅威」や「危険」との認識は示さなかった。」(同)。脅威でも危険でもないのならなぜ非難をするのか?! 北の核とミサイルからどう日本を守るつもりなのか? 最近、共産党が民主党の票を食って躍進しているようであるが、共産党の本性・実態はこれだから、全く信用ならない。つまり、共産党が戦う相手は安倍自民党政権であり北ではないということ、北の現実的脅威を取り除くことは二の次、三の次というのだから、国民をばかにした話である。「安倍憎し」としてこんな共産党と手を握った(赤旗に出た)自民重鎮 古賀氏、野中氏なども同類だ。
<中国_南沙人工島へ航空機の試験飛行 「火事場泥棒」的に着々と領土拡大! 「南シナ海問題は関係ない」(野田聖子前自民政調会長)のようなボケた考えはもう許されない!>
脅威は北だけではない。ロシアの北方領土での軍事的示威行動もそうだし、特に中国の南・東シナ海での領土拡大行動は大きな脅威だ。中国は尖閣にいよいよ軍艦(フリゲートの改造艦)を繰り出して来ている。日本が尖閣を守るためにも、南シナ海での中国の野望は阻止されねばならない。そして問題なのは、中国は今回も北批判をしつつも、ぎりぎりのところで最終的には‘北の擁護者・後ろ盾’として振る舞うだろう。中国が北カードを手放すはずがないし、また北もそれを読んでいる。だから中国の南シナ海の人工島造成問題を「日本に無関係」と言って澄ましている野田聖子前自民党総務会長などの「平和ボケ」は、結局北の脅威と、中国の尖閣への侵略の加担でしかないのだ。
<民主、維新_危機感もやる気も何が本質かもわからず、「平和ボケ」したことを主張し続けている人々>
以下の国会質疑関連の発言は、経済問題の質疑に関するものだが、この厳しい情勢の中ではあまりにも甘い認識であるとしか言いようがない。
蓮舫・民主党代表代行_「(安倍総理の答弁には)一言で言えば品がない、誠意がない、謙虚さがない。安倍総理の特性だと思ったが、いいことがあったときは自分のおかげ。自分にとって都合が悪いのは、全部民主党と他者の責任と改めて思った。」(7日 朝日)。
石関貴史・維新の党国対委員長_「(安倍晋三首相が)、余計なことや野党を挑発するようなことをわざわざおっしゃるというのは、本人の性格が悪いのか腹が小さいのかという印象を受けざるを得ない。もう少し堂々と、多少の批判は受け止めて自分の主張をされ、丁寧に答弁をされるというのが日本の総理のあるべき姿ではないか。立派だと評価される過去の総理で、ああいう態度をとった方がいたかどうか。…略… 少し言動が大物感に欠けるというのが今日の(本会議での)総理の印象だ。)」(6日 朝日)。
この人たちは、首相が野党を批判することのどこが悪いというのだろうか?? 首相の責務は、安全で豊かな国を作り出すことにあるのだから、その障害になる主張を論破していくことは当然だ。いくら「品がある」にしても、いくら「大物」ぶっても、首相の能力がなければ何の役にも立たないのだ。従来の首相には、自分の政策を具体的に述べたり、誤ったことを言う野党を批判できるだけの能力がない人、ただひたすら官僚の作文を棒読みするだけの繰り返し答弁で、野党の追及をかわそうとする人が多かった。そのため日本は「空白の20年」になってしまった。これからの首相は、積極的にイニシアティブをとれる人でないと務まらないのだ。蓮舫、石関両氏が言っているのは、ダメ民主、ダメ維新(おおさか維新ではない!)に対して首相が優しく対応してくれないという泣き言にしか過ぎない。こんな甘えたことを言う暇があったら、首相をぎゃふんと言わせるような経済、安保政策を立案し、それでもって首相に論戦を挑むべきだ。